J-FOOT Jr.SCHOOL つかしん blog

尼崎・伊丹つかしんの子どものサッカー/フットサルスクールJ-FOOT Jr.SCHOOL U-6コーチのブログです。新米サッカー・フットサル選手と保護者の皆様、新米サッカー・フットサルコーチの頭の中・トレーニング理論・子育てについてなど忙しい父兄の皆様・選手や選手の卵たちに向けて出来る限り有益なことを綴れたらと思います。

運動神経は遺伝しない!運動神経が悪い子に育たないように身に付けたい36の基本動作

こんにちは!

尼崎・伊丹の子供のサッカー/フットサルスクール、J-FOOT Jr.SCHOOL U-6コーチの三宅です。

本日は僕の担当しているU-6(6歳以下)クラスで意識的に行っていることをご紹介します。

運動神経は6歳までで90%、12歳で100%成長しきってしまうと言われています。
僕の担当しているスクール生たちはまさに神経系の成長が急上昇している時期ということです。

この時期にサッカー・フットサルだけをみっちりと英才教育のようにしてしまうと、サッカー・フットサルしかできない子に育ちかねません。(たまにyoutubeとかで6歳くらいの超上手い子を見ると少し焦りますが(笑))

ですので、意識的に“ボールを投げる”とか“フープをくぐる”とか、片付けを手伝ってもらうのもそうです。競争意識を持ちながらとある子はコーンを山のように積み上げて持って来たり、マーカーを重ねて頭の上のかぶせてバランスを取りながら持って来たり(笑)
ボールを2つ3つ抱えながら足ではドリブルしてくる子もいます。
サッカー・フットサルにはない動作をたくさんしているんです!自主的にこういう身体の使い方を工夫している時はグングン神経系が発達している時なんです。

こういったものを【36の基本動作】といって幼児期に身に付けておきたい動作の基本と言われています。

サッカー・フットサルだけ出来る子よりもサッカー・フットサル“も”出来る子を育てたいですし、そういった基本動作を身に付け、運動神経をしっかりと鍛えた子供たちはいつか英才教育を受けてきた子を追い抜く日が来ます!
神経系のキャパシティが違いますからね(^^)

また、大きくなって野球がしたいとかバスケがしたいとなった時にも移行がスムーズにいくでしょう(^^)
小中学生でもいるようないわゆる“運動神経の良いスポーツ万能なタイプ”ですね。

いつも前置きが長くなりますがそんな【36の基本動作】のお話です。

運動神経は遺伝しない!運動神経が悪い子に育たないように身に付けたい36の基本動作

幼児期に体験しておきたい身体の基本的な動き=人間の成長に不可欠な36パターンの身体の動き

僕たちが毎日、無意識に行っている複雑な身体の動き。
実はこれ、36パターンに分類される基本動作からなっています。
この基本動作は、幼児期にできるだけたくさん経験し身につけることが望ましいとされています。なぜなら、運動に関係のある脳の神経系の発達は6歳までで90%、12歳までにほぼ100%に達するからです。この時期に身につけた動きは生涯消えることはありませんし、逆に偏った運動ばかりしているとなかなか習得しにくい動作となってしまいます。

当たり前の話ですけど、基本が出来ていなければ応用はできませんもんね(^^)


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ですので、J-FOOT Jr.SCHOOL U-6クラスでは最初のウォーミングアップから次のサーキットトレーニングまでに様々な動作が行えるように意識的にメニューを作成しています。
また、子供たちの動作が自動化してしまわないよう毎回少しメニューを変えたり大幅に変えたりしています。

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写真はたまたま撮っていたサーキットトレーニングの1例です。
この時は<手前の黄色いフープから真ん中辺りのフープまでドリブルでボールを運んで止めて、振り返って最初のフープで待っている子にパス、マーカーをジグザグ、赤いコーンを曲がって、フープ間を両足ジャンプ(立ち幅跳び)、赤いコーンを曲がる、白いゴムを走るスピードとの距離感を合わせて飛び越える(これが子供にはなかなか難しい)、赤いコーンでターンして最初の位置に戻ってパスを受ける>を3~4周行います。奥には同じセットが鏡写しのような感じで作ってあります。

文章に起こすとなかなか大変(笑)

毎回スクール時間より早めに来てこれを変化をつけながらその日のスクール生の運動能力や理解力に合わせて作っています(^^)
たまに思いつかなくてフリーズしていますが(笑)


【36の基本動作】のお話いかがでしたでしょうか?

厳密にスクール内で36の動作全てをまかなうことはできませんが、出来るだけ数多くするようには考えています。
他に例えば“浮く”とかは子供の体ならお風呂でも出来るでしょうし、これを知っておけば「我が子にはこんな動作が足りてないからこんな遊びをしてみようかな?」という運動系子育ての一助にもなるかと思います。

これを書きながら今までになかったまた新しいメニューを思いつきました!

これからも色んなトレーニングやおうちでも簡単に出来る遊びなどなど、たくさんアイデアを出していきたいと思います(^^)

最後までお読みいただきありがとうございました。