J-FOOT Jr.SCHOOL つかしん blog

尼崎・伊丹つかしんの子どものサッカー/フットサルスクールJ-FOOT Jr.SCHOOL U-6コーチのブログです。新米サッカー・フットサル選手と保護者の皆様、新米サッカー・フットサルコーチの頭の中・トレーニング理論・子育てについてなど忙しい父兄の皆様・選手や選手の卵たちに向けて出来る限り有益なことを綴れたらと思います。

J-FOOT Jr.SCHOOLのアップは世界水準!サッカードイツ代表も実践する【ムーブメント】とは

こんにちは!

尼崎・伊丹つかしんの子供のサッカー/フットサルスクール、J-FOOT Jr.SCHOOL U-6コーチの三宅です。

「J-FOOT Jr.SCHOOL U-6のウォーミングアップって変だよね~」なんて言う声が聞こえてくる前に、僕がスクールの最初に行っているエクササイズについて少しずつ解説いたします(^^)

これとか
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これについてです。
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まずU-6のコーチをさせて頂いていて気づいたのは

  • 姿勢の悪い子がいない
  • みんな関節が柔らかい

です。

僕は普段は治療家やトレーナーとして活動していますので、姿勢や可動性(モビリティ)や柔軟性(フレキシビリティ)などはすごく指導します。

でも、U-6クラスの子たちはそんなこと指導するまでもないんです。
みんなちゃんと出来ているから!

恐らく、小学生になって机に向かう時間が増えて“背中が丸くなったり”“腰が丸まったり”することが日常化して姿勢が崩れていくんだと思います。

実はこの“背中が丸い”や“腰が丸い”はめちゃくちゃケガしやすい姿勢です。
さらには力が発揮しにくい姿勢ですので、パフォーマンスパフォーマンスめちゃくちゃ落ちます。

ですので今、この“姿勢”や“可動性(モビリティ)”が良いうちにこのふたつの機能が落ちないように意識しています。

というのも、“柔軟性(フレキシビリティ)”はストレッチなどである程度すぐに戻りますが、“姿勢”や“可動性(モビリティ)”が崩れるとなかなか機能回復するのは難しいです。これは普段から臨床の現場にいて思うことです。

極端な選手では、ストレッチなどをしていても身体は柔らかいけど、足首や股関節・背中が硬いがためにいわゆる“うんこ座り”が出来ない。なんていう選手もいるくらいです。

それくらい大事な“可動性(モビリティ)”を伸ばすエクササイズあのドイツ代表も10年以上取り入れ、実践している【ムーブメント・プレパレーション】についてです。

J-FOOT Jr.SCHOOLのアップは世界水準!サッカードイツ代表も実践する【ムーブメント】とは

“ムーブメント”の正式名称は【ムーブメント・プレパレーション】といい、『心拍数を上げ・筋肉への血流を増やし・コア(体幹)や神経系を目覚めさせる身体が動くための準備』と定義されています。

かなり砕いていうと、全身の『ストレッチ+体幹トレーニング+筋力トレーニング』って感じです。
この【ムーブメント・プレパレーション】がもたらす効果としては“柔軟性”“可動性”“安定性”“スピード”“パワー”の向上と言われています。

すごくないですか?(笑)

U-6クラスで行っているのはほんの一部ですが、トレーニング未経験者や運動不足の方はこれだけで十分なトレーニングになりますし、スポーツ選手にとっては非常に重要なウォーミングアップとなるんです。

ドイツでは育成年代~A代表まで一貫して十何年もこの【ムーブメント】を取り入れているみたいです。

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こんな感じです。

日本でも野球やサッカーのトップチームの一部では最近このようなトレーニング風景も見られますし、日本でのムーブメントの第一人者である咲花正弥さんが今季からあのヴィッセル神戸のフィジカルコーチに就任されたこともこの【ムーブメント・プレパレーション】の重要性の裏付けともいえると思います(^^)

またいつかこの辺のことも詳しく書こうかと思いますがいわゆるよくあるウォーミングアップって、ランニングして・ストレッチですよね。

ですが、目的意識なく素走するのは意味がありませんし、ウォーミングアップ目的(ケガの予防やパフォーマンスアップとして)のストレッチは効果がない(むしろ入念なストレッチはパフォーマンスを低下させる場合もある)と言われています。

だったら、スクールの時間前に来てくれた順に自由にボールを使って遊んでくれたら良いと思っています。むしろあの時間って子供の創造力に溢れていてすごく大事な時間とさえ考えています。

それをウォーミングアップ代わりにして、スクールの頭からムーブメントを行う良い流れで、しっかりと目的意識を持ってサーキットトレーニングをする!

我ながら質の高いトレーニングです(^^)

これからももっともっと良い時間が提供できるように頑張ります!

最後までお読みいただいてありがとうございました。