こんにちは!
尼崎・伊丹の子供のサッカー/フットサルスクール、J-FOOT Jr.SCHOOL U-6コーチの三宅です。
今日はスクールでも取り入れているフットサル・サッカー初心者や子供でも簡単な基本の足技・テクニック練習、ドリブルやフェイントが上手くなる自主トレメニューのひとつ【ボールマスタリー】をご紹介いたします(^^)
【ボールマスタリー】フットサル・サッカー初心者や子供でも簡単な基本の足技・テクニック練習
ボールマスタリーとは
クーバーコーチングの育成ピラミッドの一番下に当たる部分で“すべてのプレーの基礎となるエクササイズ”とされています。
ボールマスタリーはボールを自在に操る能力を身に付けるトレーニングのことで、ボールマスタリーを継続して行うことで『ボールをタッチするときの感覚=ボールフィーリング』が身につくとされています。
ボールマスタリーのトレーニングは、足の裏やインステップなど足の色々な部分を使い、単純な動きの簡単なトレーニングから動きの種類を増やしたり組み合わせた難易度の高いトレーニングまでたくさんのバリエーションがあります。
クーバー・コーチングとは
1970年代、オランダ人指導者のウィール・クーバーが革命的なサッカーの指導法を開発しました。
当初のクーバーの指導は今回ご紹介する『ボールマスタリー』や『1対1のテクニック』の指導をメインに行うものだったそうです。
(1970年代からボールマスタリーがあったんですね!)
1984年、このウィール・クーバーの考えに触発された「アルフレッド・ガルスティアン」と「チャーリー・クック」が設立したのが『クーバー・コーチング』だそうです。
以後、世界25ヵ国100万人以上の選手と1000人以上のコーチがクーバー・コーチングに関わっているということです。
ボールマスタリーの種類
ボールマスタリー34では
- トゥータップ:5種目
- スライド:5種目
- プルプッシュ:9種目
- カットドリブル:9種目
- ボールウォーク:6種目
の5項目計34種類に分類されており、その中でU-6・U-8・U-10とレベル分けがされています。
ボールマスタリーの3つの効果
ボールマスタリーは“キックやファーストタッチ、ドリブルの技術が確実にアップする”とされています。
それはボールマスタリーを行うことによって
- 柔軟性の向上
- コーディネーション能力の向上
- 正確なボールコントロールの習得
の3つの効果からくるとされています。
ボールマスタリーの効果①柔軟性を養う
ボールマスタリーでは“ボールを意のままに操るには、足・膝・股関節を柔軟に使いこなすことが必要”とされています。
これに関して『柔軟性』と言ってしまうとストレッチなど“筋肉の柔らかさ”と連想してしまいそうですが、経験的にも僕の解釈では脱力とリラックスが重要で“力を抜いて柔らかく使う”ことだと思います。
どのスポーツでも力を抜いてリラックスしてプレーすることは難しいです。ですが、ミスというのは緊張やプレッシャーなどから力が入りすぎて起こることが多いです。
ですので、まずひとりでできるボールタッチ練習で力を抜いてリラックスしてプレーできるようになりましょう(^^)
ボールマスタリーの効果②コーディネーション能力の向上
ボールマスタリーの各種トレーニングは両足を同じように使って反復練習を行うので、右足と左足のバランスが良くなるとされています。
右足・左足、足首や膝などを連動してバランスよく使えるようになることでコーディネーション能力が向上しテクニックが見につくとされています(^^)
ボールマスタリーの効果③正確なボールコントロールの習得
ボールマスタリーのエクササイズを行うことでボールを自分の支配下に置き、ボールを巧みに操る能力が身につくとされています。
最初はゆっくり感触を確かめるように丁寧なボールタッチから始め少しづつスピードを上げていきましょう。
ここで出てきた“ボールを自分の支配下に置くこと”、“少しづつスピードを上げること”この2点は非常に大事です。
“ボールを自分の支配下に置くこと”はどういうことかと言うと、いつでも自分がボールを触れる位置にボールをコントロールすることです。U-6クラスを見ていてもゲーム形式になると全体的に、転がってきたボールをすぐどこかに蹴り飛ばしてしまうシーンが多いです。
これには「ボールコントロールの自信のなさ」や「相手のプレッシャーによって焦りが生まれて正常な判断が出来ていない状態」が挙げられます。
また意図なく自分のもとからボールを放してしまうとサイコロを振るのと同じです。次のプレーは運任せになってしまいます。
根本的に自分たちがボールを保持していないとチャンスは生まれませんので僕もよくスクール生には「まずボールを自分のモノにしよう」と伝えています(^^)
次に“少しづつスピードを上げること”ですが単純にゆっくり丁寧にボールタッチすればなかなかミスはしません。ですが、実戦形式になると相手は自分のボールを奪いに来ます。ボールを奪うということはプレーする時間(猶予)を奪いミスをさせることです。
相手がボールを奪いに来るスピードとプレッシャー以上に速くボールコントロールが出来ればそう簡単には奪われるものではありません。
自分のプレーエリアでボールを守りつつ素早くボールを動かせるようになりましょう(^^)
ボールマスタリーのトレーニング方法
ボールマスタリーのエクササイズは10~15分くらいで3~5種目行うのが望ましいとされています。
新しい技術にチャレンジするには最初はなかなかストレスを感じるものですし、練習時間がだらだら長いと集中力もなくなり練習効果も薄れてしまいます。
つまらなくならないようにまた、オーバートレーニングにならないように短い時間で集中して行いましょう(^^)
※本人が練習に没頭していたらこの時間は必ずではありませんが、オーバートレーニングには気を付けてくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。