J-FOOT Jr.SCHOOL つかしん blog

尼崎・伊丹つかしんの子どものサッカー/フットサルスクールJ-FOOT Jr.SCHOOL U-6コーチのブログです。新米サッカー・フットサル選手と保護者の皆様、新米サッカー・フットサルコーチの頭の中・トレーニング理論・子育てについてなど忙しい父兄の皆様・選手や選手の卵たちに向けて出来る限り有益なことを綴れたらと思います。

運動神経を伸ばして子供の【運動が嫌い・苦手・できない】をゼロにする

こんにちは!

尼崎・伊丹の子供のサッカー/フットサルスクール、J-FOOT Jr.SCHOOL U-6コーチの三宅です。

U-6クラスでは、サッカー・フットサルの技術だけでなく運動神経の向上もテーマにしています。
実は僕の中では裏テーマがあってそれは子供の【運動が嫌い・苦手・できない】をゼロにすることです。

まぁこれはコインの表と裏のような関係で切っても切り離せないんですが、指導する側としてはキチンと整理して考えておかなければいけないと思っています。

子供にとって難しくて出来ない事、つまらない事ばかりしていると劣等感に苛まれたり、楽しくなくなったりして運動が嫌いだと感じたり、自分は運動ができないんだと勘違いしてしまいます。

ですので、スクール内でのトレーニングメニューでは子供の集中を超えた夢中を引き出すように意識していますし、「出来た!」という成功体験をたくさんしてもらえるように考えています。
そして運動神経が良いとどうなるのか?それは単純に“運動が楽しくなる”や“身体を動かすことが”好きになるです。

単純なようですが、これって非常に大切なことです。

かつ、この様な“運動の楽しさ”を経験することは6歳くらいまでにしておいた方が良いと思っています。

それはなぜか?

子供の【運動が嫌い・苦手・できない】は小学校で作られると思っているからです。

学校の体育では、運動の得て不得手を可視化されそれに成績をつけられます。
体育以外でも休み時間や放課後などに子供同士で遊ぶときのチーム分けなんかで、周りの友達から露骨に煙たがられたら誰でも嫌になるでしょう。
そういった体験はだんだん子供を運動から離れさせて、下手をすれば健康を害することにもなりかねません。

以前に見たもので興味深いものがあったので記事を引用して中身を抜粋してご紹介したいと思います。

toyokeizai.net

The New York Timesの記事を翻訳したもので、アイオワ州立大学の研究チームが「運動に対する考え方が子ども時代の体育の授業に根ざしている原因があるのではないか?」という仮説に対して“体育の授業の記憶をじっくりとたどってその思い出や、現在の運動に対する考えを数値で答えさせる”というアンケートを18〜40歳の男女1000人以上から回答を集め論文を作成したものだそうです。

僕が特に印象に残ったのは

体育の授業の不快な記憶と、現在の運動したくないという気持ちの関係だ。子ども時代に体育の授業を楽しめなかった人々の多くは、今後も運動好きになるとは思えないと語るとともに、当面は運動をする予定がないと答えていた。一方で体育の授業に喜びを見いだしていた人々は、運動は楽しいものだと考え、週末もよく体を動かす傾向があった。

人々が体育を楽しいと思った(もしくは思わなかった)理由もまた、わかりやすいものだった。チーム分けでなかなか選ばれずに嫌な思いをしたとか、うまくできずに恥ずかしい思いをしたと答えた人が多くいた。

人前で着替えるのが嫌だったと答えた人もかなりいたし、いじめや侮辱(教師からのものも含む)に悩んだと語る人もいた。授業でよく行われる体力テストを受けたくなかったと語る人も多かった。

という部分です。

子供時代のトラウマがその人の一生を左右してしまう可能性があるんですね。

さらに、そういった“運動が嫌いな人”が親になったとき、積極的に我が子と外遊びしよう!とはなりにくいですよねぇ。
まさに負のループといった感じです。

社会背景に触れた少し壮大で少しネガティブな内容になってしまいましたが、今のU-6の皆を見ているとそんなことは全然心配いらないと思います(^^)
皆すごく積極的で、楽しそうに頑張ってくれていますからね(^^)

いつも取り留めのない文章ですが、今日もお読みいただいてありがとうございました。